SOLD OUT
17世紀後半頃、
高価で硬く加工の難しかったダイヤモンドの代用品として作られ、
輝きを増すように鉛を加えたガラスのことをペーストと言います。
よりダイヤモンドに近づけて見せるため、
キュレットの先端に黒い点(ブラックドット)を描くことで、
奥行きがあるように見えるよう作られています。
手仕事でカットされたぺーストはそれぞれに個性があるファセット(断面)で、
古い時代に想いを寄せることが出来る、
オンリーワンの輝きです。
ペーストジュエリーの特長として、
枠いっぱいにペーストがセットされているように見えますが、
実際はペーストに合わせて枠が作られたそうです。
表面から見るとセッティングがとても控えめに見え、
ペーストが全面に見える、
それが大きな魅力のひとつです。
ペーストにわずかな変色が見られますが、
透明感がありコンディションはとても良いと感じます。
肉眼で気付くような大きな欠けはありませんが、
ルーペを通すと小傷が認められます。
C型のクラスプはしっかりと留まります。
また、古いブローチの特徴ですが、
本体より針が少し長めの作りになっています。
また、針が現行のものより太いものになります。
*年代 19世紀頃
*素材 シルバー ペーストガラス
*サイズ 5.2㎝×1.5㎝
*重量 6.1g
※撮影用の小物は付属致しませんが、
ボックスにお入れし、ラッピングをしてお届け致します。